QAエンジニア

QAエンジニアに資格は必要?おすすめ資格と取得順のロードマップ

QAエンジニアの資格おすすめと取得順ロードマップ

※本記事にはPR(アフィリエイトリンク)を含みます。
著者:転すけ(QAマネージャー / ITフリーランス) | プロフィール
紹介サービスは編集方針に基づき、読者の参考になる観点で選定しています。

QAエンジニアを目指すとき、「資格は必要?」という点が気になる事があると思います。

デバッグなどの経験がある人であれば、実務を通して自分に足りない点が何かをよくわかっていて「より高みを目指すためには資格やスキルが必要では?」と考える方も多いはずです。
一方、未経験や経験が浅い人の場合は「そもそも何から学べばいいか」が全く見えないという方がほとんとだと思います。

QAエンジニアを目指すにあたり資格は必須ではありません。
しかし、今後目指したいキャリアや目的がはっきりしているなら資格取得は武器になります。
ただ、ポイントは「資格を取る」こと自体ではなく、「資格で何を証明し、次の一歩にどう使うか」です。

迷ったときの目安を先に置くと、全体像がつかみやすくなります。

  • 未経験〜経験浅め:ITの基礎を固める資格 → テストの体系を学ぶ資格
  • 実務1年以上:テストの体系を学ぶ資格 → 自分の課題に合う資格を一つ追加
  • 品質改善寄りを狙う:テストの体系に加えて、品質管理や改善の資格を検討

このページでは、目的別のおすすめ資格と、未経験・経験者それぞれの取得順ロードマップをまとめます。あわせて、資格より先に整えたい実務スキルと、書類・面接での見せ方も押さえます。

転すけ

こんにちは、転すけです。
ゲームデバッグ出身で、
現在はIT系フリーランスとして10年以上活動しています。

これまでの経験:
・ゲーム/アプリのデバッグ(QA含む)
・QAマネージャー
・プランナー
・IT系フリーランス(10年以上)

このブログでは、デバッグ現場で役立つ「働き方」や「年収を上げるための具体的なステップ」を発信しています。

目次
  1. 資格は必須ではないが目的があるなら取る価値がある
  2. 資格選びで迷わない三つの判断軸
  3. 目的別に選ぶおすすめ資格
  4. 取得順ロードマップ 未経験と実務経験者で分ける
  5. 勉強を実務に落とす三つのやり方
  6. 転職と案件獲得での見せ方 書類と面接の要点
  7. よくある質問
  8. 次に進む行動を決める

資格は必須ではないが目的があるなら取る価値がある

【この見出しでわかること】
資格が役立つ場面と、資格より先に整えたい実務の土台がわかります。

資格が評価されやすい場面を先に決める

資格が強く働くのは、「評価の基準が言語化しやすい場面」です。たとえば次のようなケースです。

  • 未経験や経験が浅く、実務の中身を説明しにくいとき
  • テストや品質の知識を、体系立てて学んだ証拠がほしいとき
  • 社内で品質改善の役割を担いたいが、共通言語が必要なとき
  • 案件や副業の面談で、短時間で理解度を伝えたいとき

採用側が見ているのは「資格を持っているか」だけではありません。資格があると、最低限の知識がある前提で会話が進みます。結果として、面接では経験の話に時間を割けるようになります。

逆に、資格が評価に直結しにくい場面もあります。

  • 既に同種の実務経験が十分にあり、成果を具体的に話せる
  • 資格名だけで、学びや行動がセットになっていない
  • 求められる役割が実務寄りで、プロジェクトのアウトプットが優先される

資格は「足りない部分を補う道具」と捉えると、選び方がブレにくくなります。資格で強みを作るのは、転職のためだけではありません。プロジェクト内の会話が噛み合い、レビューや改善提案が通りやすくなるのも大きな価値です。

資格より先に整える実務の基礎を押さえる

資格を取っても、プロジェクトで使えないと評価につながりにくいです。先に整えたいのは、テストを仕事として回すための基本動作です。

  • テスト観点(どこを見るかの切り口)を言葉にして共有できる
  • テスト設計(確認の方針を手順に落とす作業)ができる
  • バグ報告(不具合の再現手順と期待結果、実際結果をまとめる文書)が読みやすい
  • 仕様のあいまいさを、質問に落として確認できる
  • 修正後の影響範囲を想像し、追加確認を提案できる

もう少し具体化すると、「次に何をするか」が見えます。たとえば、バグ報告なら次の三点を毎回書くと読みやすくなります。

  • 環境:端末、OS、ブラウザ、アプリのバージョン
  • 再現手順:操作と入力値を、番号付きで短く
  • 期待結果と実際結果:差が一文でわかるように書く

テスト設計なら、「観点が抜けていないか」を自分で点検できる状態が目標です。観点の例だと、入力値、境界、権限、ネットワーク切断、画面遷移、履歴があります。全部を最初から網羅する必要はありません。プロジェクトで抜けやすい所を一つ増やすだけで、評価が変わりやすいです。

QAエンジニアの仕事内容は要点だけにして関連記事へ案内

QAは、QA(Quality Assurance:品質保証)という言葉の通り、製品やサービスの品質を守る役割です。プロジェクトでは「テストの実行」から「品質の仕組み作り」まで範囲が広く、会社によって指す仕事内容が違うこともあります。

求人では同じ言葉でも、担当範囲や期待値が揃っていないことがあります。だからこそ、募集要項で「テスト設計をするのか」「品質改善まで担うのか」を確認するのが大切です。仕事内容の違いは『QAエンジニアの仕事内容とテストエンジニアとの違い』で整理しているので、合わせて読むと整理しやすいです。

資格の必要性が見えたら、次は「どれを選ぶか」です。ここからは迷いを減らす判断軸を先に固めます。

資格選びで迷わない三つの判断軸

【この見出しでわかること】
自分の目的に合う資格を、役割・働き方・学習コストの三点で選べるようになります。

目指す役割を決める テスター寄りか品質保証寄りか

同じQAでも、強みの作り方が変わります。大きく分けると次の二つです。

  • テスター寄り:テスト実行や検証の精度を上げ、バグを早く見つける
  • 品質保証寄り:テスト工程の作り方やプロセス改善で、品質を安定させる

テスター寄りなら、テスト技法(テストケースの作り方)を体系的に学べる資格が役に立ちます。品質保証寄りなら、品質管理や改善の枠組みが武器になります。

判断に迷う人は、次の質問を自分に投げると整理できます。

  • 仕事で一番時間を使っているのは、検証そのものか、仕組み作りか
  • 自分の得意は、バグを見つける力か、原因を整理して改善する力か
  • 次の職場でやりたいのは、検証の幅を広げることか、工程を整えることか

答えが一つに絞れなくても大丈夫です。最初は「テスター寄りで強みを作り、経験が付いたら品質保証寄りへ広げる」という順でも、十分に現実的です。

目指す働き方を決める 社内転職か案件獲得か

次に決めたいのは働き方です。社内のポジションを上げたいのか、転職で職域を広げたいのか、案件で条件を上げたいのかで、見せ方が変わります。

  • 社内転職:共通言語があると改善提案が通りやすい
  • 転職:職務経歴書の説得力が増し、評価の土台になる
  • 案件獲得:短い面談でも理解度を示しやすい

案件を意識するなら、「何ができるか」を工程で語れると強いです。工程とは、テスト計画、設計、実行、結果分析、改善提案、仕事の切り分けです。たとえば「実行だけだ」と感じても、実際はレビューや改善提案をしている人もいます。自分の仕事を工程の言葉に置き換えると、強みが見つかりやすいです。

案件やフリーランス寄りを視野に入れるなら、テストだけでなくIT基礎も合わせて語れると会話が止まりにくくなります。たとえばHTTP(Web通信の基本ルール)やSQL(データベースに問い合わせる言語)が出てきても、最低限の意味がわかるだけで理解度が変わります。

学習コストを見積もる 期間と費用を決める

資格は積み上げるほど良い、という話ではありません。学習コストを見積もり、今の生活に合わせて選ぶのが現実的です。

  • 学習期間:平日30分+休日2時間で、2〜8週間が目安になりやすい
  • 費用:受験料は数千円〜2万円台が多い。教材費も含めて上限を決める
  • 難易度:暗記中心か、理解と演習が必要かで負荷が変わる
  • 受験形式:会場受験かオンライン受験かで、受けやすさが変わる

費用や時間が気になるときは、「何のために取るか」を一行で書いてから、範囲を確認すると失敗しにくいです。範囲が広すぎる資格を選ぶと、途中で止まりやすくなります。逆に、範囲が狭すぎると、仕事で使える知識が増えにくいこともあります。

判断軸が固まったら、目的別に候補を絞ります。次のパートは、代表的な資格を役割ごとに整理します。

目的別に選ぶおすすめ資格

【この見出しでわかること】
目的に合う資格候補を、カテゴリ別に短時間で見渡せます。

目的別に選ぶQAエンジニア向けおすすめ資格の早見表

ソフトウェアテストの基礎を体系的に学ぶ資格

テストの共通言語を作りたい人に向くのが、
ISTQB(International Software Testing Qualifications Board:ソフトウェアテスト資格の国際枠組み)系の資格です。
日本ではJSTQB(日本の運営組織)として試験が行われています。

この系統が強い理由は、試験のための知識というより、プロジェクトで迷いやすい所が整理できるからです。たとえば次の領域がまとまって理解できます。

  • テストレベル:単体、結合、システム、受入のように、どの段で何を見るか
  • テストタイプ:機能、非機能、回帰のように、狙いの違い
  • テスト技法:同値分割、境界値分析のように、観点の作り方
  • 欠陥の捉え方:原因、影響、優先度の考え方

「観点が抜ける」「ケースが膨らみすぎる」「優先順位を付けにくい」と感じる人ほど、土台として役に立ちやすい資格です。余力がある人は、アジャイル(短い周期で開発する進め方)を前提にした派生資格を検討しても良いですが、最初は基礎の一本で十分です。

品質管理とプロセス改善に強い資格

品質保証寄りの役割を狙うなら、QC検定(品質管理検定:品質管理の知識を問う検定)が候補に入ります。統計の考え方や、原因を特定する流れが学べます。

具体的には、次のような場面で考え方が使えます。

  • バグの発生傾向を数えて、優先的に直す所を提案する
  • 作業の手戻り原因を分解して、対策を決める
  • 不具合の再発を減らすために、工程のどこを変えるか考える

「不具合の見逃しを減らしたい」が抽象のままだと、議論が止まりやすいです。QCの枠組みがあると、問題を分解し、次の一手まで落としやすくなります。資格としても、品質活動に興味があることを示しやすいです。

IT基礎を固める国家資格

未経験や経験が浅い人は、ITの土台があるだけで会話の理解度が上がります。国家資格だと、ITパスポートや基本情報技術者が代表的です。

この系統は、テストそのものの知識というより、周辺の理解が早くなります。たとえば次がつながりやすいです。

  • 仕様書の用語が読めるようになる(認証、権限、暗号化)
  • 障害の切り分けの会話が通りやすくなる(ネットワーク、DB(データベース))
  • 開発の流れが見えて、どこで何を確認するか整理できる

テストは「アプリの使い方」を確認するだけではありません。裏側の仕組みを想像できるほど、見落としが減ります。未経験の場合は、まず国家資格で土台を作り、次にテストの体系を積む流れが作りやすいです。

実務寄りの検証スキルを示せる資格

実務で強みになりやすいのは、担当領域に沿ったスキルです。たとえばWeb系なら、クラウドやWebの基礎に触れる資格を持っていると会話が通りやすくなります。

候補の例を挙げると、次のような方向性です。

  • クラウド基礎:環境の基本用語がわかり、障害切り分けの会話が早くなる
  • テスト自動化:自動化の狙いと設計が語れ、手動テストとの差を説明できる
  • セキュリティ:脆弱性(攻撃につながる弱点)の観点が増え、非機能の漏れが減る

ここは「全部取る」ではなく、担当するサービスや目指す業界に合わせて一つ選ぶのが現実的です。資格よりも、実務で何を検証したかが見られやすい領域なので、受験するなら「学んだ内容を仕事でどう使うか」までセットにすると強くなります。

資格の候補が見えたら、次は「取る順番」です。未経験と経験者で最短ルートが変わります。

取得順ロードマップ 未経験と実務経験者で分ける

【この見出しでわかること】
未経験・経験者それぞれが、迷いにくい取得順を選べます。

QAエンジニア資格の取得順ロードマップ 未経験と経験者

未経験と経験浅めの人の取得順

未経験や経験が浅い人は、いきなりテスト理論に飛び込むより、ITの土台→テストの体系、の順が吸収しやすいです。

おすすめの順は次の通りです。

  • ITパスポート か 基本情報技術者のどちらか
  • JSTQB Foundation相当(テストの共通言語と基本技法)
  • 余力があれば、担当領域に合う資格を一つ

ITパスポートは全体像をつかみやすく、基本情報はもう一段深い理解につながります。学習時間が限られるなら、プロジェクトで使う用語が増える方を選ぶのが実用的です。

学習の進め方も、形を決めておくと続けやすくなります。

  • 平日:用語と概念の理解(1日30分)
  • 休日:問題演習と復習(2〜3時間)
  • 週末の最後:弱点の棚卸し(間違えた分野を三つに絞る)

未経験の場合は、資格に加えて「テストの説明ができる状態」を作るのが重要です。学んだ用語を使って、アプリの仕様を自分の言葉で説明できるかを見ておくと、面接で詰まりにくくなります。

実務経験がある人の取得順

実務1年以上ある人は、今の経験に名前を付ける順が効率的です。やっている作業を「説明できる知識」に変えるイメージです。

おすすめの順は次の通りです。

  • JSTQB Foundation相当で、用語と技法を整理する
  • 品質改善寄りならQC検定、IT基礎が弱いなら基本情報を足す
  • 目指す案件や業界に合わせて、領域資格を一つ

実務がある人は、学習内容をすぐプロジェクトに当てはめられます。たとえば「境界値分析」を学んだら、翌週のテスト設計で境界値を明示する。そういう小さな反映が、評価につながりやすいです。

もう一歩踏み込むなら、「今のプロジェクトの課題」を一つ選び、資格学習で解決策を見つける形にすると成果が出やすいです。例としては次のような課題です。

  • テストケースが多すぎて、期限に間に合わない
  • レビューで指摘が多く、手戻りが減らない
  • バグ報告の質が人によってばらつく

課題が一つ決まると、学ぶポイントも絞れます。

迷ったときの最短ルート

迷ったときは、次の二つで決めるとブレにくいです。

  • 転職が近い:書類で説明しやすい資格を優先(テスト体系か国家資格)
  • プロジェクトで伸ばしたい:課題に直結する資格を優先(テスト体系か品質改善)

加えて、次の条件も見ておくと判断が楽になります。

  • 周りに同じ資格を持つ人がいるか(相談相手がいると続きやすい)
  • 受験日が決めやすいか(期限があると学習が締まる)
  • 今の業務に当てはめる場面があるか(学びが仕事に残る)

資格は「今の弱点を埋める」か「次の役割を取りに行く」かで選びます。
どちらも曖昧なままだと、勉強が続きにくくなります。

経験者はまず相談:テクフリ

対象:IT/ゲーム領域の実務1年以上|まず案件の選び方を相談したい人

※無料相談/オンラインOK

未経験はまず相談:Tamesy

対象:IT未経験〜経験浅め|まず適職と進め方を整理したい人

※無料相談/オンラインOK

資格を取ったら終わりではなく、仕事で使って初めて武器になります。
次は、学びをプロジェクトに落とす具体的なやり方を整理します。

勉強を実務に落とす三つのやり方

【この見出しでわかること】
試験勉強を、テスト設計・バグ報告・改善提案に直結させるコツがわかります。

試験範囲をテスト設計に写す

学んだ知識は、テスト設計に写すと定着します。たとえばテスト技法なら、次のように使えます。

  • 同値分割:入力のパターンをグルーピングして抜けを減らす
  • 境界値分析:境目の値に注目し、バグが出やすい所を押さえる
  • デシジョンテーブル:条件の組み合わせを表にして漏れを防ぐ

実務への写し方はシンプルです。普段のテストケースに「この観点で作った」と一行メモを添えるだけでも、振り返りが楽になります。

例:ログイン画面のテストなら、同値分割で「正しい入力」「空欄」「形式違い」をまとめ、境界値分析で「文字数の上限・下限」を切り出します。これだけで、テストの意図がはっきりします。

ポイントは「全部使う」ではなく、今のテストで抜けやすい所に一つ当てることです。観点が一つ増えるだけで、テストの質が変わります。

用語をバグ報告とレビューに使う

用語は知っているだけでは評価されにくいです。バグ報告やレビューで使うと、周りの理解が早くなります。

バグ報告で意識したいのは、「再現できる情報」と「判断できる情報」を分けることです。

  • 再現できる情報:環境、手順、入力値、発生頻度
  • 判断できる情報:期待結果と実際結果、影響範囲、代替手段の有無

書き方の基本形を一つ持つと、ばらつきが減ります。たとえば、冒頭に一文で現象を書き、その下に手順、最後に補足(ログや動画)を付ける、という形です。

レビューでは、「どの観点で見たか」を言語化すると議論が進みます。たとえば「境界」「権限」「エラー処理」「回帰」のように観点名で伝えると、指摘が感覚になりにくいです。

学んだ観点で改善提案を一つ作る

品質保証寄りを目指すなら、改善提案を一つ作るのが近道です。大げさな提案でなくて構いません。

提案の作り方は「小さく、測れる」がおすすめです。

  • バグの傾向を数えて、頻繁に出るパターンを共有する
  • レビュー観点を短いメモにして、チームに展開する
  • テストの手戻り原因を一つ選び、対策案を添える

例として、バグが「入力チェック不足」に偏っているなら、次のスプリント(短い開発サイクル)から「入力観点のチェック欄」をテスト設計書に追加する。これだけでも、再発が減る可能性があります。

提案は「問題→原因の仮説→次の一手」の順で書くと通りやすいです。思いつきではなく、根拠がある提案に見えます。改善のネタ探しに迷う場合は、『QA初心者のチェックリスト』の観点が役に立ちます。

実務での使い方が見えたら、次は転職や案件の場でどう見せるかです。書類と面接で伝わりやすいポイントをまとめます。

転職と案件獲得での見せ方 書類と面接の要点

【この見出しでわかること】
資格を「評価につながる説明」に変える、書類と面接のコツがわかります。

職務経歴書に書く項目と書き方の例

職務経歴書は、資格名を並べるだけだと弱いです。「何を学び、どう使ったか」まで書くと強くなります。書く項目は次の四つです。

  • 担当範囲:テスト実行、テスト設計、レビュー、改善活動
  • 規模:チーム人数、対象端末、リリース頻度のうち、どれか一つ(例:週1リリース)
  • 実績:件数や期間、改善前後の変化のうち、具体的な数を一つ入れる
  • 再現性:次のプロジェクトでも同じようにできる根拠(使った技法や工夫)

書き方の例(短縮版):
「JSTQBの学習で境界値分析を整理し、決済画面のテスト設計に反映。抜けやすかった入力ケースを追加し、リリース前の不具合検出につながった」

「QC検定の学習で特性要因図(原因を分解する図)を使い、手戻り原因を整理。レビュー観点を改善し、指摘の重複が減った」

この形なら、資格が単なる肩書きではなく、行動と成果に結び付いて見えます。案件獲得を狙う場合も同じで、資格名より「何ができるか」を工程と成果で書く方が伝わります。

面接で聞かれるポイントと答え方

面接では、次の質問が出やすいです。答えは「状況→行動→結果→再現」で組み立てると伝わります。

  • どんなプロダクトで、何を担当してきたか
  • バグ報告で工夫している点は何か
  • テスト設計で意識している観点は何か
  • 仕様のあいまいさにどう対応したか
  • 改善提案をした経験があるか

資格を話題にするなら、「学びをプロジェクトでどう使ったか」を添えると伝わりやすいです。たとえば「テスト技法を学び、観点の抜けを減らした」「品質の枠組みを学び、改善提案を通した」という形です。

未経験や経験が浅い人は、実務の代わりに「学習をどう進め、何ができるようになったか」を具体化すると伝わりやすいです。自分で触ったアプリで、テスト観点を作って説明できるだけでも、会話の材料になります。

求人の選び方は関連記事へ案内

求人選びは、資格の有無よりも「入ってから伸びる環境か」が大事です。たとえば、テスト設計に関われるか、レビュー文化があるか、品質改善の余地があるかで、成長スピードが変わります。

同じQAエンジニアでも、業務範囲が違うことがあります。だからこそ、求人票で担当範囲を読み取り、面談で確認するのが安全です。求人の見方は『QAエンジニア求人の選び方』で整理しています。

転職は情報戦になりやすいので、準備の順番を間違えないのが大切です。進め方は『QAエンジニアの転職の進め方』でまとめています。

資格と見せ方がつながると、次に迷うのは細かい不安です。最後に、質問が多い内容をまとめておきます。

よくある質問

【この見出しでわかること】
資格・英語・費用と期間の不安が整理できます。

資格なしで未経験からQA職に応募できるか

応募はできます。採用側が見たいのは「業務を理解しているか」と「伸びしろがあるか」です。資格はその補助になりますが、なくても次を用意すると戦えます。

  • バグ報告のサンプルを用意する(自分で触ったアプリの不具合でも可)
  • テスト観点を文章にして説明できるようにする
  • IT用語を最低限理解し、会話が止まらない状態にする

未経験の場合は、応募先の業務範囲が広すぎない所を選ぶと学びやすい傾向があります。たとえば、テスト実行から入り、設計や改善へ広げられる環境だと、成長の道筋が作りやすいです。

英語が苦手でも困らないか

英語が苦手でも働けます。資格名や資料に英語が混ざることはありますが、最初から流暢さを求められる場面は多くありません。

海外ツールの画面やエラー文が英語のことはあります。頻繁に出る単語だけでも拾えると、調査が早くなります。たとえば「timeout(時間切れ)」「permission(権限)」「failed(失敗)」のように、業務で出る単語から覚えると無理がありません。

英語が不安な人ほど、用語を丸暗記せず、日本語で意味を理解してから英語に触れる方が続きます。まず意味がわかっていれば、英語表記はラベルとして扱えます。

受験料と学習期間の目安はどれくらいか

受験料は数千円〜2万円台が多く、学習期間は2〜8週間が目安になりやすいです。難易度が上がるほど、理解と演習が増えるので期間も伸びます。

迷うときは、次の二つを先に決めると現実的です。

  • 受験料と教材費の上限
  • 1週間に確保できる学習時間(平日と休日を分けて書く)

この条件が決まると、資格選びが生活に合う形になります。受験日が固定できるなら、期限ができて学習が締まりやすいです。

年収面の話まで含めて全体のロードマップを整理したい場合は、『デバッガーとQAの年収を上げるロードマップ』も参考になります。

迷いが整理できたら、あとは行動を一つ決めるだけです。未経験と経験者で、次の一手が変わります。

次に進む行動を決める

【この見出しでわかること】
未経験・経験者それぞれが、次に取るべき行動を選べます。

未経験と経験浅めは無料相談で方向性を固める

未経験や経験が浅い人は、学習と応募を一人で組み立てると遠回りになりがちです。方向性を固めるなら、キャリア相談で「目指す職種の範囲」と「応募順」を整理すると迷いが減ります。

相談で確認したいのは、次の三点です。

  • どの業界のQAを狙うか(ゲーム、Web、業務系)
  • どの業務範囲から入るか(テスト実行からか、設計まで狙うか)
  • いつ応募を始めるか(学習と並行するか)

整理ができると、資格も「今必要な一つ」に絞れます。逆に、方向性が曖昧なままだと、資格選びが迷路になりやすいです。

実務経験がある人は案件比較で条件を上げる

スキルや資格を取得する目的は「良い案件(自分にとって好条件)に関わること」と考える方が大多数だと思います。

しかし正直ベースな話をすると、
実務経験がある人は、資格取得よりもまず「今の経験値の範囲で条件の良いプロジェクトに移れるのか」という点を先に考える事が目的を達成する最速の手段です。
(資格はあくまで手段です。目的と手段が逆転してしまっては意味がありません)

転職エージェント等で案件や求人を比較すると、単価や働き方だけでなく、担当範囲や裁量も変わります。

比較するときは、条件だけでなく、次の観点も見てください。

  • テスト設計に関われるか
  • 品質改善の余地があるか
  • 自動化や改善活動に時間を割けるか
  • チームにレビュー文化があるか

条件を上げる行動ができると、その経験がそのまま武器になります。
結果として、資格よりも強い実績が積み上がります。

経験者は案件比較:テクフリ

対象:IT/ゲーム領域の実務1年以上|案件を比較して条件を良くしたい人

※無料相談/オンラインOK(案件詳細は面談で確認)

未経験OK求人を比較:Tamesy

対象:IT未経験〜経験浅め|未経験OK求人を比較して早めに動きたい人

※無料相談/オンラインOK(紹介可否は面談で確認)