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【報酬アップ】フリーランスがエージェントを使うメリット

チャンスと書かれた看板の画像

こんにちは、転すけ(てんすけ)です。

今回は、エージェントを使うと良い報酬条件が獲得できるというテーマのお話をさせていただきます。

2020年4月から施行された「同一労働同一賃金」という施策があります。
これは「同じ職場で同じ仕事をする場合」には雇用条件に関わらず同等の報酬である必要があるという施策です。

今回フォーカスしたいポイントは、
そこに少し似ていているが少し異なる点で、
同じスキルセットを持っていて、同じ業務内容をしている場合でも報酬額は職場によって全く違う
という点についてです。

この点について掘り下げていこうと思います。

フリーランスの方やこれからフリーランスになる事を検討している方に少しでも参考にしていただけたら幸いです。

  • スキルの価値は企業によって違う
  • エージェントが必要な理由
  • 好条件を獲得するために

スキルの価値

PCの作業をする人の画像

上記で、
「同じスキルセットを持っていて、同じ業務内容をしている場合」
このケースでの報酬額は職場によって全く違うという話をしましたが、

これが起こる理由として、
スキルの価値が企業によって違う
という点が挙げられます。

価値の差異が生まれる例として以下のようなケースがあります。

企業Aでは・・・

そのスキルは社内の誰でも扱える当たり前レベルのものである
(すでに社全体に浸透していて特筆すべきスキルとは言えない)

企業Bでは・・・

そのスキルは社内に扱える人が複数名いるが、今後扱える人を増やしていきたいものである

企業Cでは・・・

そのスキルは社内に扱える人間が全くいない貴重なスキルで、積極導入したいものである

上記のように、
スキルの価値は三者三様となります。

このケースの場合、
各企業にとってのスキルの価値は、「企業A < 企業B < 企業C」となります。

つまり、企業Cに就業をすることができた場合は高単価になる可能性が高くなり、
逆に企業Aに就業した場合には低単価になる可能性が高いということになります。

同じスキルセットを持っていて同じ業務内容であっても就業先の価値観によって大きく条件が相違してしまうので、
なるべく自分にとって条件の良い所で仕事がしたいですよね。

エージェントが必要な理由

successとdoubtと書かれた看板の画像

企業によってスキルに対する価値が違うということは分かったものの、
個人でそこを目利きして高単価案件を見つけて獲得まで至るというのはとてもハードルが高いことだと思います。
(すでに高い実績がある場合や、人脈やコミュニティを広く持っているような場合でない限りなかなか難しいことだと思います)

そこで必要になるのがエージェントです。

まずリストアップですが、
エージェント向け限定のクローズドな案件等もあり個人で探しても出てこない案件もあるため、
確実に個人で行う情報収集よりも多くの情報を得ることができます。

多くを知ることで選択肢も広がるのでこの点は大きいと思います。

また、「どういう企業 / 普段どういうスキルを使っている / 業務内容の詳細」というような就業先の詳細な情報も得ることができるので、
ある程度情報を持った状態で面談等に臨むことができたり、
実際に就業することになってからの乖離の少なさ(思っていたのと違った、などが少ない)が期待できます。

そして、この点がかなり大きいのですが、
「スキルと業務内容から考える単価の相場がわかる」という点になります。

企業ごとのスキル価値の差異云々の前に、
まず自分のスキルを使った業務単価の平均的な相場はどの程度なのかというのを知ることが一番重要です。
(この相場を基準として企業毎の条件が高いのか低いのかを判断する)

これを知ることで今のスキル価値の基準がわかるので、
たとえ高単価を獲得できたとしても、
それが「運良く獲得できたものなのか」「比較的当たり前に獲得できるものなのか」についても知ることができます。

前者なのであれば「今回は運が良かったが、今後スキルアップしていく必要があるな」という考え方もできるようになりますね。

好条件を獲得するために

黒板にキャリア関連の文字が書かれた画像

好条件を獲得する確率を上げる為であったりキャリアアップのためには当然スキルの向上は必要となりますが、
それとは別に、例えばこれからフリーランスを始める方については要注意なのですが、
「スタートラインに立つ所だから」或いは「この技術を使った実務は初めてだから」のような場合に、
「最初だからこれくらいの低単価でも我慢しよう」という考え方はしない方が良いと思います。

雇う側(依頼する側)は当然少しでも条件は安いに越した事はない訳なので、
「初めて」という部分に対してマイナスの査定を持ちかける可能性もあるわけですが、
それが期限を明確に設けた査定(最初の1ヶ月だけ等)であればまだ良いのですが、
最初に低単価で請けてしまうとその後に単価アップ交渉しても上げ幅が小さくなってしまう懸念があります。
(というよりも、”最初の低単価の状態から市場の適正単価に戻す” ということに苦労することになってしまうので、本来のスタートラインに立つことがゴールのような形になってしまう)

どんな仕事であっても、どんなに単価が低くても、「完遂すること」は必ず求められる訳なので、
安く受けるよりは適正価格で受ける事をおすすめします。
(安いから失敗して良いということには結局ならないので、安く請け負う事は損だと思います)

この辺りを意識しつつエージェントと相談しながら進めていけば基本的には適正単価以下で請け負う確率はグッと下げられると思います。

私は元々はエージェントを使わずに個人で動いていたのですが、かなりの低単価で苦しい時期がありました。
(相場を理解しておらず、それにより相場よりもかなり低い単価で仕事を請けてしまっていたというケースで、言うなれば足元を見られていたと言う形ですね)

その後エージェントをつけたことで、同じスキルセットや業務内容でありながら単価は2倍以上になりました。

いかがでしたでしょうか。

ほとんどのエージェントはこちら側にコストがかかる事はなく利用できると思いますので、
単価や条件面でお悩みの場合は一度利用してみてはいかがでしょうか。

※エージェントには相性があると思いますので、利用してみて相性が少しでも気になる場合はどんどん変更(担当の変更やエージェント会社自体を変更)してみる等で色々なエージェントを使ってみるのが良いと思います。
(就業させることでエージェント側に報酬が発生する仕組みの場合、とにかく無理矢理就業させればOKというスタンスの場合もあるので少しでも気になったら変更すると良いと思います)
こちらの記事では筆者がエージェントを利用してキャリアップした実体験を記載していますので参考にしていただけますと幸いです。

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