バグ(不具合)

バグの語源は虫?由来とデバッグの意味、バグるの起源まで整理

バグの語源とデバッグの意味をわかりやすく解説

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著者:転すけ(元デバッグバイト / 現ITフリーランス) | プロフィール
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「バグってそもそもどう言う意味?」「直訳すると虫?」、
言葉の使い所自体は知っていて「バグる」「バグった」と当たり前に使う言葉でも、改めて意味を聞かれるとちゃんと答えられない=言葉の由来が曖昧ということはよくあります。

先に答えを言うと、bug(虫)という単語が、そのまま“機械の不具合”を指す俗語として定着し、コンピュータの世界にも広がりました。1947年に「蛾が挟まって止まった」話が有名ですが、実はそれ以前にも機械の不具合をbugと呼ぶ例がありました。

この記事では、語源の流れを年表で整理したうえで、デバッグの言葉の成り立ち、バグるがいつ頃から使われたか、そして実際に使う際に誤解を減らす言い方まで一気にまとめます。

結論:バグは虫が語源で、不具合の呼び名として広がった

この見出しでわかること:バグの語源を一言で整理し、会話で迷わない要点をつかめます。

先に知りたい要点だけ三行でまとめる

  • bugは英語で「虫」。そこから転じて、昔から「機械の不具合」を指す俗語として使われました。
  • 1947年にHarvard Mark IIで蛾が見つかった出来事が、虫=bugの話として象徴的に広まりました。
  • デバッグは「bugを取り除く」という成り立ち。バグるはbugを動詞化した日本語スラングです。
バグとデバッグとバグるの関係図

バグが不具合の意味になった由来を年表で整理する

この見出しでわかること:虫→不具合→ソフトの欠陥へと意味が広がった流れを、年代順で把握できます。

コンピュータ以前から機械の不具合をbugと呼ぶ例がある

bug=虫が「不具合」を指すようになった背景には、機械の中に小さな異物が入り込むと動きがおかしくなる、という昔ながらの体験があります。
実際、19世紀後半にはエンジニアの俗語として「bug=装置の故障や小さな不都合」という使い方が見られます。トーマス・エジソンが1870年代に“発明中に出てくる小さな欠陥”をbugと呼んだという話も、よく引用されます。

ここまでを押さえておくと、蛾の話は「語源そのもの」というより、「虫と不具合の二重の意味が分かりやすく結びついた出来事」だと理解しやすくなります。

1947年の蛾の話が有名になり決定打になった

1947年9月、Harvard Mark IIというリレー式コンピュータの不調を追っていったところ、リレーに蛾が挟まっていた、という記録が残っています。チームが蛾をログブックに貼り、 “First actual case of bug being found” と書き添えたことで有名になりました。

この出来事は「bug=不具合」がすでに技術者の間で通じていたからこそ、洒落として成立した、という見方がよく紹介されます。虫のbugと不具合のbugが一枚のログに揃ったことで、後世に残る“象徴”になったイメージです。

バグの語源と意味の広がりを整理した年表

ソフトウェアの欠陥まで意味が広がった流れ

コンピュータが普及すると、hardware(機械)だけでなくsoftware(プログラム)にも「設計や実装の欠陥」が起きます。
そこでbugは、次第に「プログラムの欠陥」「想定外の挙動」を含む言葉として一般化しました。いまの現場で「バグがある」と言うとき、多くはこの意味です。

話が少しだけ現在に近づきました。次は、bugとセットで語られる「デバッグ」の語源を整理します。

デバッグの語源:debugはbugを取り除くという意味

この見出しでわかること:debugの成り立ちと、現場でよく出る関連語をスッキリ整理できます。

deの意味とdebugの成り立ち

debugは「de+bug」です。deには「取り除く/逆にする」というニュアンスがあり、debugは文字どおり「bugを取り除く」=不具合を直す・潰す、という意味合いで使われます。

現場では「デバッグ=テストでバグを見つける作業」まで含めて呼ぶこともあれば、「原因を特定して修正するところまで」を含めることもあります。会社やプロジェクトで呼び方がズレやすい点だけ、頭の片隅に置いておくと安全です。

現場でよく出る言葉:デバッガとデバッグログ

デバッガは、バグの原因を追うための道具や機能(例:ブレークポイントで停止させて状態を見る機能)を指すことが多いです。
一方で「デバッガー(デバッグを担当する人)」という言い方も現場では普通に出ます。耳で聞くと紛らわしいので、会話では「ツールのデバッガ」「担当のデバッガー」のように言い切ってしまうと誤解が減ります。

デバッグログは、実行時の記録(ログ)を「デバッグ用に出しておくもの」をまとめて呼ぶイメージです。再現条件やタイミングを追いやすくなるので、報告の裏づけとして強い武器になります。

デバッグの手順をもう少し具体的に確認したい場合は、全体の流れを5ステップでまとめた記事が参考になります。

デバッグの進め方を5ステップで確認する →

バグるの語源:いつから使われたのか

この見出しでわかること:バグるの成り立ちと、起源が断定しにくい理由、仕事での扱い方が分かります。

バグるはbugに動詞語尾が付いた言い方

「バグる」は、英語のbug(不具合)に日本語の動詞化(〜る)がついた形です。
意味としては「不具合が起きておかしな動きをする」「想定外の状態になる」。会話だと「画面がバグった」「挙動がバグってる」のように使われます。

注意点もあります。口語では、原因が本当にソフトの欠陥(バグ)かどうかまで厳密に区別せず、「変な動き=バグった」と言ってしまうことが多いです。

起源は断定しにくく、ゲーム文脈で広がったという整理

「いつから使われたのか」を一言で断定するのは難しいです。個人の体感やコミュニティ差が大きいからです。
一方で、家庭用ゲームやパソコンゲームの不具合を指す言葉として、1980年代ごろから広まり、ネットの普及と一緒に一般語として定着した、という説明はよく見かけます。

デバッグ/QAの仕事をしていると、ゲーム文脈の「バグる」は日常語として自然に口に出ます。そこが良さでもあり、場面によってはリスクにもなります。

仕事では言い換えが安全な場面がある

チャットや口頭の会話では「バグってます」で通じても、報告書や他部署のミーティングだと雑に聞こえることがあります。言い換えの引き出しを持っておくと安心です。

  • 「想定外の挙動が出ています」
  • 「再現性のある不具合が出ています」
  • 「画面表示が崩れています」
  • 「処理が停止します(フリーズします)」

言い換えを使う目的は、丁寧に見せることではありません。相手が次に取るべき行動(確認・再現・切り分け)が早くなるのが一番のメリットです。

ここからは、語源の話を現場の強さに変えていきます。用語のズレを減らすコツを、最小限だけ押さえましょう。

現場で役立つ:用語の誤解を減らすコツ

この見出しでわかること:用語の使い分け、報告の最低ライン、再現と切り分けの考え方を“要点だけ”押さえられます。

バグ/不具合/エラーの違いは要点だけ押さえる

まずは要点だけです。
・バグ:原因(欠陥)
・不具合:現象(困りごと)
・エラー:失敗のサイン(表示など)
報告や切り分けでは、原因と現象を分けて話すだけで手戻りが減ります。使い分け例つきの整理は次の記事が参考になります。

バグるの意味とバグ不具合エラーの違いはこちら →

不具合報告で最低限そろえる五点セット

不具合報告に必要な5項目チェックリスト

口頭で伝えるときでも、次の5つが揃うと“再現できる報告”に近づきます。紙に書くときは、そのまま見出しになります。

  1. 何が起きたか(現象)
  2. どこで起きたか(画面/機能/環境)
  3. どうすると起きるか(手順)
  4. どれくらい起きるか(頻度)
  5. 期待していた動きは何か(期待結果)

テンプレに落とし込むと、抜け漏れがさらに減ります。書き方とテンプレの全体像は次の記事で確認できます。

不具合報告の書き方とテンプレはこちら →

再現と切り分けの考え方

再現は「同じ条件で同じ現象が起きるか」を確かめる作業です。切り分けは「原因になりそうな要素を減らしていく」作業です。
この2つを意識すると、報告の言い方が変わります。

  • 再現できる:条件を固定して、発生手順を短くする
  • 再現しない:条件の違い(端末/OS/アカウント/通信)を疑う
  • 切り分ける:関係ない要素を外して、影響範囲を狭める

原因の見抜き方まで踏み込むなら、傾向分析の手順で整理しておくと早いです。

原因の見抜き方は傾向分析の5ステップで解説 →

よくある質問(FAQ)

この見出しでわかること:検索で引っかかりやすい疑問を、現場の目線で短時間で解消できます。

世界初のバグは本当に蛾なのか

「虫が語源」の話としては蛾のエピソードが最も有名です。
ただ、言葉としてのbug=不具合はそれ以前から使われていたとされます。なので「世界初の“バグ”=蛾」と言い切るより、「虫と不具合が一枚の記録として残った象徴的事件」と捉えるほうが誤解が少ないです。

バグとグリッチの違いは何か

グリッチ(glitch)は、表示や動きが一瞬崩れるような“小さな異常”を指す言い方として使われることが多いです。
バグは、設計や実装の欠陥を含む、もう少し広い概念です。現場だと用語の厳密さよりも、「影響がどれくらいか」「再現するか」「回避できるか」を添えるほうが会話が前に進みます。

デバッグとテストの違いは何か

会社によって言い方が揺れますが、よくある整理は次のイメージです。
・テスト:仕様どおりに動くかを確認する(不具合を見つける)
・デバッグ:不具合の原因を追って取り除く(修正・確認を含める場合も)

現場での使い分け例をもう少し丁寧に知りたい場合は、次の記事が分かりやすいです。

デバッグとテストの違いは別記事で整理 →

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まとめ:語源を知ると報告と会話が正確になる

この見出しでわかること:今日から使える要点を振り返り、次の行動(学び直し・転職準備)につなげられます。

bugは虫。そこから「機械の不具合」を指す言葉として広がり、1947年の蛾のエピソードで象徴的に定着しました。
デバッグはbugを取り除くという成り立ちで、バグるはbugを動詞化した日本語の言い方です。語源を押さえるだけでも、報告や会話で「原因と現象」が混ざりにくくなります。

現場で強いのは、言葉を知っていることよりも、相手が次に動ける形で伝えられることです。五点セットと再現・切り分けの考え方を、まずは自分の報告に一つだけ混ぜてみてください。手戻りが減って、評価が積み上がりやすくなります。

経験者は案件比較:Midworks

対象:デバッグ/QA 実務1年以上|案件を比較して単価・条件を上げたい人

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