バグるって言葉をなんとなく使ったり聞いたりすることがあるのですが、
本当のところどういう意味なんですか?
今回はこの点「バグる」について言及していきます。
こんにちは、転すけ(てんすけ)です。
IT系のフリーランスを10年以上やっています。
デバッグからIT業界に入り、スマホアプリ開発を中心にキャリアアップを重ねてきました。
そのキャリアから培った経験を基に情報を発信しています。
まず「バグ」って何?
「バグ」とは「プログラムの不具合」の事を指します。
一例として、ゲームのプログラムのバグを例にします。
ゲームを開発するにあたり、
プログラマー(エンジニア)などが、
コンピューターを使ってプログラムを構築していく際、
・想定通りにプログラムを構築したが思ったようにいかなかった。
・そもそもプログラムを誤って構築していた
というようなことが起きることがあります。
(開発ではよくあることです)
プログラムとは、パソコン上で英語の羅列のように表示されているものなのですが、
そのプログラムに誤りがあった場合に、実際にゲームではどういう影響があるのかというと、
・思った通りに動いてくれない
・表示がおかしい
といったような目に見える異常となって現れることになります。
ゲームのバグ例
※youtube:【バグ】2021オリンピックを実況したら腹筋が崩壊した
上記は少し極端なバグの例ですが、
ゲームを開発するエンジニア等は、
プレイするユーザーがどういった操作を行うのかを想定して様々なパターンのプログラムを構築します。
しかし、
ゲームをプレイするユーザーは開発側の想定を上回り、複雑で様々な操作を行うので、
プログラムの穴を突かれてバグが発生してしまうということはよくあります。
こういったプログラム上で想定外の動作をする事を「バグ(不具合)」と言います。
余談ですが、
バグの定義は突き詰めると色々難しく、
例えばゲームの作り手が「これでいい」と思って作った仕様が、
プレイする側のユーザーからしたら「いや、この仕様おかしくないか?」となる場合もあります。
結局、開発側が仕様としているつもりであっても、
プレイする側からおかしいと思われてしまったらそれはもはや不具合ということになってしまう訳ですね。
「バグる」とは
上記までで「バグ」については説明させていただきました。
そのバグが起きている様子を「バグる=バグ(が起きてい)る」というような表現で表します。
上記で挙げさせていただいたようなゲームの例でいうと、
あのような事象を目にした時に「あ、バグっている」というように使う言葉になります。
日常で使うケース
「バグる」という言葉ですが、
ゲーム以外の日常でも案外使うことはあるように思います。
「バグる」をもう少しわかりやすくライトに言い換えると、
「何かおかしい」というような表現になると思います。
つまり、
「何かおかしくない?」と感じた時の類似表現として、
「これバグってない?」とあえて少しひねって表現をするケースがあるように思います。
え?この商品セールで95%オフ!?
価格設定バグってない?
今日はなんか考えがまとまらないし上手くいかないな。
頭がバグってるのかな。
(ポルノグラフィティのアポロの歌詞で類似表現あり)
今回は「バグる」についてのお話でした。
基本的には「なんかおかしい」というような意味で使われていると理解していれば、
日常においてもプログラムにおいても間違いはないと思います。