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著者:転すけ(元デバッグバイト / 現ITフリーランス) | プロフィール
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「バグる」とは、スマホやアプリが想定どおりに動かず「おかしい」「調子が悪い」と感じる状態を指す日常的な表現です。
一方で、ITの現場には「バグ(プログラムの欠陥)」という正式な用語があるため、
同じ言葉でも使う場面によってニュアンスが異なることがあります。
この記事では以下について解説します。
- 日常会話での「バグる」の意味と、よくある使い方
- 失礼になりにくい言い換え(友人・社内・顧客向け)
- IT用語の「バグ・不具合・エラー」の違い
なお、デバッグ(不具合の原因を調べて直す作業)やQA(Quality Assurance:品質保証)としてキャリアアップを目指す方は、デバッグ経験1年から年収500万円を目指すロードマップを先に読んでおくのもオススメです。
用語のモヤモヤを解消することが、仕事の整理や年収アップにもつながります。
それでは、言葉の意味から順に整理していきます。
「バグる」の意味を短く整理
【この見出しでわかること】
普段なんとなく使っている「バグる」の本来の意味や、他の言葉との違いを整理します。
「バグる」俗語(スラング)であり、厳密な定義がある言葉ではありません。
そのため状況によって意味が変わりますが、会話の中では大きく分けて次の3パターンで使われることがほとんどです。
日常会話での「バグる」のニュアンスを3つに分ける
1. 機械やアプリの「挙動や見た目」がおかしい
最も一般的な使い方です。アプリが落ちる、画面が固まる、タップしても反応しないといった「動作不良」だけでなく、文字化けや表示崩れなどの「見た目の異常」も含めて、スマホやPCの調子が悪い状態全般を指します。
2. 数値や状況が「常識外れ」である
近年増えているスラング的な使い方です。「この店のランチ、量と値段がバグってる(安すぎる・多すぎる)」「推しが尊すぎて金銭感覚がバグった」のように、常識の範囲を大きく超えている状態を指して使われます。
3. 人の思考や体調が「混乱」している
機械ではなく、人間に対して使うパターンです。忙しさや寝不足で「頭が回らない状態」や、言動がおかしくなっている時に「疲れすぎて頭がバグってきた」といった表現で使われます。
「バグってる」と「バグった」の微妙な違い
どちらも不具合を指す言葉ですが、会話の中では少しだけ使いどころが異なります。
● バグってる(現在進行・状態)
「今、おかしい状態が続いている」ときに使います。
画面が崩れたまま直らない時や、常に挙動がおかしいアプリに対して「これ、ずっとバグってるんだけど」のように、現在の不調を訴えるニュアンスです。
● バグった(過去・発生)
「おかしい挙動が起きた瞬間」や「過去の出来事」を指します。
操作した瞬間に画面が固まった時や、「さっき急にバグった(けど今は直った)」のように、変化が起きたタイミングや事実を伝える場面で使われます。
「バグる」の語源はIT用語の「バグ」
「バグる」は、IT用語の「バグ(bug)」に、動詞化する「る」がついて生まれた俗語です(「メモる」「サボる」と同じ成り立ち)。
実は、「バグ」の語源には有名な逸話があります。
話のネタにもなるので詳しい背景まで知りたい場合はバグの語源とバグるの起源を知りたい人はこちらを併せてご覧ください。
言葉の成り立ちがわかったところで、次は日常でよく使う言い方を例文で見ていきましょう。
「バグる」の使い方を例文でつかむ
【この見出しでわかること】
よくある場面の例文と、言い換えの方法がわかります。
日常でよくある例文を5つ出す
- スマホがバグって、画面が固まったまま動かない
- このゲーム、バグってて起動してもすぐ落ちるんだけど。
- アップデートしてからSNSアプリの通知がバグってる。(来ない/鳴り止まない)
- ログイン画面がバグってて、何度やっても入れない。
- 表示がバグって、文字が重なって読めないよ。
バグるの言い換えを場面別に整理する
友人との会話なら、雰囲気が伝われば十分な場面が多いです。次のような言い方が合います。
- 調子が悪い
- 動きがおかしい
- 画面が固まった
- 表示が崩れてる
社内連絡なら、状況を共有できる言い方が役に立ちます。次のように「何がどうなっているか」を入れると通じやすいです。
- アプリが起動直後に落ちます
- ボタンが反応しません
- 文字が重なって表示されます
- ログインできません(認証:ログインの本人確認で弾かれます)
顧客連絡なら、砕けた印象を避けつつ、原因の決めつけも避けます。次のような言い換えが安全です。
- 不具合が発生しています
- 一部の画面で表示が崩れています
- 正常に動作しない状態を確認しています
- 現在、原因を確認しています
ビジネスでは「安全で正確な表現」を選ぶ
ビジネスメールやチャットで「バグる」という表現を使うと、相手によっては「言葉遣いが軽い」「具体的ではない」というマイナスの印象を与えたり、意味が伝わりにくかったりします。
「バグった」の一言で済ませず、以下の順序で伝えると誤解なくスムーズに伝わります。
現象(何が起きているか)
「画面が真っ白になる」「購入ボタンが押せない」など、目に見えている事実だけを書きます。この段階で原因を推測して書くのは避けましょう。
影響(誰が・どこまで困っているか)
「全ユーザーがログインできない」「〇〇部署の業務が止まっている」など、緊急度を伝えます。
範囲(確認中の情報)
「PC版のみ発生」「特定のブラウザでのみ発生」など、わかっている範囲を添えます。
【重要】社外向けには「不具合」と言い換える
社内では「バグ」と呼んでも問題ありませんが、お客様や社外への報告では**「不具合」や「正常に動作しない状態」**という言葉を選びましょう。
「バグ(=プログラムのミス)」という言葉を使うと、まだ調査中であっても「そちらのミスですね?」と責任を問われたり、不安を与えたりするリスクがあるためです。
言い換えのコツがつかめたところで、次はIT用語としての「バグ」について整理します。 実はここが、日常会話の「バグる」という感覚と、プロの認識との間で一番ズレが起きやすい「要注意ポイント」です。
IT用語のバグと不具合とエラーの違い
【この見出しでわかること】
「バグ・不具合・エラー」を、開発現場で通じやすい定義で整理します。
会社によって定義が曖昧なこともありますが、ここでは最も誤解が起きにくい「一般的な使い分け」を紹介します。
バグ = プログラムの「欠陥」(原因)
「バグ」は、プログラムや設計図に含まれる欠陥そのものを指します。
※「内部の原因」を指す言葉です。
そのため、ユーザーから見て「購入ボタンが押せない」という1つの現象でも、
その原因(バグ)が「表示ミス」「通信ミス」「入力判定ミス」と複数に分かれることもあります。
原因を特定できた段階で、「このバグ(原因)を修正します」のように使うのが正確です。
不具合 = 期待外れの「挙動」(現象)
「不具合」は、期待した通りに動かない現象全体を指す言葉です。 原因がプログラムのミスなのか、仕様なのかが分からなくても使えるため、ユーザーや関係者への説明では最も角が立たず、通じやすい表現です。 「ログインできない」「画面が崩れている」など、目に見えている困りごとをそのまま指して「不具合を確認しました」と言えます。
エラー = システムからの「警告」(検知)
「エラー」は、システムが異常を検知して出す表示や記録のことです。 画面に出る「エラーコード」や、サーバーの記録(ログ)に残る「Error」などがこれにあたります。 注意点として、「不具合」が起きていても「エラー(表示)」が出ないこともあれば、逆に「エラー」が出ていても操作で回避できることもあります。

報告で迷ったら「現象」と「手順」を優先する
社内で不具合を報告するときは、無理に原因(バグ)を言い当てるより、「相手が再現できる情報」を渡すほうが圧倒的に喜ばれます。 開発者が同じ現象を自分の手元で再現できれば、調査がスムーズに進むからです。
最低限、以下の4点をそろえると「伝わる報告」になります。
- 何が起きたか(現象):ログインできない、画面が真っ白になる
- 何を期待したか(期待結果):ログイン後にマイページが表示されるはず
- どうすると起きるか(手順):アプリ起動 → ID入力 → ログインボタン押下
- どんな環境か(端末など):iPhone、Android、ブラウザ名
もし、さらに詳しい書き方の型や例文を知りたい場合は、不具合報告書の書き方とテンプレに沿って書くと、抜け漏れがなくなり迷いが減ります。
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言葉の定義が整理できたところで、次に気になるのが「その言い方で相手に失礼にならないか?」という点です。 正しい用語であっても、使う相手や場面を間違えると角が立ちます。ここからは、相手別に「安全な使い分け」を整理していきましょう。
「バグる」は失礼?若者言葉としての注意点
【この見出しでわかること】
「バグる」を使うと失礼になる場面と、大人の置き換え表現がわかります。
「バグる」を避けるべき3つの場面
「バグる」は便利な言葉ですが、TPOを間違えると「幼稚」「責任感がない」と誤解されるリスクがあります。特に以下の場面では避けるのが無難です。
- 顧客や取引先へのメール(公的な文書)
- システム障害など、影響が大きい状況の報告
- 世代や職種が違い、スラングが通じにくい相手
特にビジネスの現場で安易に「バグっています」と言うと、「プログラムの欠陥(=制作側のミス)ですね?」と捉えられ、原因が確定していない段階で責任を追及される原因にもなりかねません。
迷ったときの「大人の言い換え」一覧
相手に伝えるときは、「現象(何が)」→「影響(誰が)」→「対応(どうする)」の順で事実を伝えると、プロらしい落ち着いた対応に見えます。
- 【現象】 「表示が崩れています」「ログインできない状態です」
- 【影響】 「一部のお客さまに影響が出ています」
- 【対応】 「現在、原因を確認しています」

バグるは若者言葉?それとも死語?
そもそも「バグる」は、ゲームやネット文化から広まった言葉です。 今でも日常会話で普通に使われており、「死語」ではありません。しかし、あくまで「砕けた口語(スラング)」であることに変わりはないため、フォーマルな場では正しい日本語(不具合、動作不良など)に変換するスキルが必要です。
よくある質問(FAQ)
最後に、本記事の要点をQ&A形式でまとめました。
Q:目上の人に「バグる」を使うのは失礼ですか?
A: 避けたほうが無難です。 友人や親しい同僚なら問題ありませんが、顧客や上司への報告では「不具合が発生しています」「正常に動作しない状態です」のように、起せている現象をそのまま伝えるのがマナーです。
Q:とっさに「バグる」の言い換えが出てきません。何と言えばいいですか?
A: 相手との距離感で使い分けましょう。 親しい相手なら「調子が悪い」「動きが変」、仕事の相手なら「表示が崩れています」「ログインできません」と事実を伝えるのがベストです。迷ったら「不具合(ふぐあい)」という言葉を使えば間違いありません。
Q:バグ・不具合・エラーの違いを忘れそうです。
A: 以下のようなイメージで区別しましょう。
- バグ = 原因(プログラムのミス・欠陥)
- 不具合 = 現象(期待通りに動かない状態全般)
- エラー = 警告(システムが出す表示やログ)
現場によって使い方は多少異なりますが、社外向けには「不具合」を使っておくと最も誤解が少なくなります。
まとめ
【この見出しでわかること】
本記事の要点を短く振り返り、あわせて読むとさらに理解が深まるおすすめ記事を紹介します。
記事の要点まとめ(3つのポイント)
1.日常会話の「バグる」
「動きがおかしい」「表示が崩れる」「頭が混乱する」など、違和感全般をまとめて表す便利な言葉です。
2.ビジネスでの言い換え
仕事の場では「不具合」「正常に動作しない状態」など、起きた現象を具体的にそのまま書くとスムーズに伝わります。
3.IT用語としての使い分け
「バグ=原因(プログラムの誤り)」「不具合=現象(おかしな挙動)」「エラー=検知・表示」と整理すると、現場での混乱が減ります。
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