こんにちは、転すけ(てんすけ)です。
普段仕事をしていて、「愚痴」に遭遇することはありませんか?
周りによく愚痴を言う人がいたり、
或いはストレスなどで自分の口から思わずポロっと出てしまったりということはあると思います。
しかし「愚痴」という行為ほど周りからの評価を下げるものはないと思っています。
特にフリーランスの方などであれば評価は死活問題だと思います。
今回はその辺りを掘り下げながら「愚痴は無駄。稼ぐ人や出来る人ほど愚痴を言わない理由」というテーマでお話させていただきます。
・愚痴は百害あって一利なし
- 周囲に及ぶ影響
- 自分に及ぶ影響(フリーランスは死活問題)
・同調しないマインド
愚痴は百害あって一利なし
飲み会などで「お酒飲みながら愚痴でも言って気分解消」なんていうシーンや文化があるように思いますが、
その一時的な気分解消を目的とした行為がどんな影響を及ぼすのかを理解できずに言葉を発信してしまっているケースが往々にしてあると思います。
改めて、愚痴とは何かということで・・・
ぐ‐ち【愚痴/愚×癡】
【一】[名]言ってもしかたのないことを言って嘆くこと。「くどくど―を並べる」
【二】[名・形動]《(梵)mohaの訳。痴・無明とも訳す》仏語。三毒の一。心性が愚かで、一切の道理にくらいこと。心の迷い。また、そのさま。
「―な人々の異常に放縦(ほうしょう)な迷信的な崇敬を」〈中勘助・犬〉
引用元:辞典・百科事典の検索サービス – Weblio辞書
・・・言葉の意味を改めて見ると、一つもポジティブ要素がないことが見て取れます。
「意味のないことで且つ自分の未熟さを露呈するもの」ということですね。
(つまりこの行為をしていること自体が、自分を卑下する行為と同じであると言えます)
愚痴が与える影響は「周囲」に及び、やがて「自分」にも及びます。
その影響は「良い要素」はなく「悪い要素」が主なので、
愚痴の発信者はある種、リスクの塊のような存在で、そんなリスクを振りまきながら日々過ごしているとも言えます。
「愚痴を言う人」だと少しライトに聞こえますが、言い換えると「リスクの塊」という表現になる訳ですね。
そんな人を職場に置いておくメリットはないですよね。
周囲に及ぶ影響
愚痴は、その矛先が個人に向いているか組織に向いているかでも影響範囲が変わってきます。
対個人の場合、
愚痴は一種の陰口という行為ですが、おおよその場合、その場にいない人を話題にする事が主だと思います。
(要は、その場にいなければ本人の耳には入らないだろうという考え方ですね)
陰口は、めぐり巡って本人に届く可能性はそこそこあると思いますので、
そうなった場合に発信者と本人の間でトラブルになる可能性があります。
これ自体はまだ当人同士なので範囲としては小さいですが、
本人の仕事へのモチベーションに影響し、最悪のケースは環境を変えるべく異動や退職に至るリスクがあります。
対組織の場合、
このケースは対個人以上に厄介で組織を崩壊させるリスクがあります。
良くあるケースでいうと、
組織の方針等に対して、
「こんなやり方だめだよね」
「もっとこうしたらいいのにね」
というような不満を愚痴として発散するものの、
組織の改善にあたってその意見をアウトプットをする訳ではないので、
愚痴が愚痴のままとなるケースです。
このケースの場合、その意見を聞いてる周りが
「そう思うならそう直訴すればいいのに」
のように発信者を不満に思うこともあれば、
「確かにそうだなあ」
となんとなく同調させてしまう事もあると思います。
例えば業務改善に積極的な人がこの意見を偶然聞いていて、
それを上にエスカレーションするような場合は無駄にはなりませんが、
そのようなケースはなかなかないと思いますので、
結局愚痴が少しずつ蔓延していって、全員が同じ方向を向いた状態では進んでいない状態となってしまい、
チームのモチベーションを大きく下げ、引いては生産性を落とす要因にってしまいます。
また上記までとは別に、
特に不満の対象があるわけではないものの、
「だるい」
「眠い」
「早く帰りたい」
のような何気ない一言も、
小さいながらも同じように周りのモチベーションに影響を与えてしまうので注意が必要です。
自分に及ぶ影響(フリーランスは死活問題)
上記までで周囲に及ぶ影響をお話させていただきましたが、
自分が発した愚痴により、そういった影響を与えるリスクの塊と認識されてしまった場合、
信用の観点から評価に大きく影響してしまうことは言うまでもないと思います。
(これは誰かが発信した愚痴に同調してしまった場合でも同様です)
今の社会、どんなに高いスキルを持っていたとしても、スタンスが伴わないと判断された場合は、
やはり「スキル < スタンス」の考え方になるので、淘汰されることになると思います。
(場に合わないカードはどんなに強力なカードであっても組み込まない、という企業は多いですし、そういう理由で場を離れた方も今まで目にしてきました ※実際、強い個が入ることで他の良い個が多く潰れてしまうなら入れない方がいいというのは妥当ですよね)
尚、そういう状況になってしまった場合、
会社員であればリカバリーのチャンスが与えられる可能性もありますが、
正直相当居づらい環境になってしまうと思います。
また、フリーランス契約で仕事をしている場合は、
まず再チャンスは与えられずに打ち切られることが主だと思います。
その後の案件獲得にも関わる信用問題なのでかなりリスキーな行動と言えますね。
愚痴の発信者になる事も、発信者の意見に同調する事もリスクしかないので、愚痴=リスクであると言う事を念頭に自分を律することが重要になります。
愚痴を発信しない/同調しないマインド
上記までで愚痴はデメリット以外に何もないことは伝わったかと思います。
ところで、
稼ぐ人(要は仕事のできる人)はこの行為をしていないように感じないでしょうか?
周りにいるこういった方の言動を見ていると前向きで生産性のある発言が主だと思います。
ではなぜこれ(愚痴)をやらないかというと、
理由はたった1つで、
なんのメリットもないことを理解しているからです。
仕事をするにあたって(プライベートも含めてですが)、
自分も周りもモチベーションの高い環境の中で過ごしたいというのがまずあると思います。
その環境作りをわざわざ壊すような行為はしたくないですし、
その行為をしそうな人ともまず関わりたくないですよね。
それを実現する上で重要なのが、
発信しないこと
同調しないこと
になります。
「発信しないこと」については、
ストレスや様々なことを理由にせずに律することが必要です。
ただ、その愚痴の中に業務の問題点などが含まれるのであれば、
しかるべき場所(会議など)でアウトプットすることで寧ろ生産性のある意見とする事もできるので、
発言する場を考えることが重要です。
「同調しないこと」については、
これはうっかり他の人の愚痴に乗ってしまうことを律する必要があるという点になります。
(うっかり、という点もあるので、ある種発信しないことよりも注意の仕方が少し難しいと思います)
特になんとも思わずに「そうですねー」などと軽く流して言ってしまうと、
それが同調したという扱いになってしまい、
巡り巡って自分に跳ね返ってくるという思わぬケースも考えられます。
まず関わらないことが一番ではありますが、
場に居合わせて同調を求められてしまった場合には同調していると思われない発言を心がけることが重要です。
(悪意のある愚痴を言う相手を注意をするという事も大事かもしれませんが、子供ならまだしも、人格が形成された大人のスタンスを変えることはとても難しいことだと思いますので、”この人はそういう人なのだな” という考えのもと、そもそもそういう人とは関わらない方が得かなと思います)
何れにしても、
リスク云々の前に「損しかない」というように考えれば愚痴を言う気持ちにはならないですよね。
いかがでしたでしょうか。
今回は愚痴をテーマにお話させていただきました。
自分も周りも高いモチベーションの環境に身を置きたいですよね。
不用意な一言からそれが失われるのは避けたいですし、
自分を律すれば避けることができるので、
自制というところを意識して日々過ごしていきたいですね。
上記は仕事上での話でしたが、
プライベートで夫婦/恋人/友達との会話の間での愚痴はどうなのかで言うと・・・、
・・・やはり良くない事という点は同じなので、
お互いを律せるような関係になれると良いですよね。
尚、仕事において、効果的な振り返りや向き合い方をしている人ほど、
生産性の高い言動になりやすいと思っていますので、
こちらの振り返りに関する記事と仕事への向き合い方に関する記事も参考にしていただけますと幸いです。
尚、自身の市場価値を確かめる為や今後高めていくためにエージェントを利用するという方法もあります。
こちらの記事では筆者の実体験を元にした内容を記載していますので参考にしていただけますと幸いです。