こんにちは、転すけ(てんすけ)です。
今回は仕事への向き合い方と自分への向き合い方というテーマでお話させていただきます。
仕事に日々追われる事もあると思いますが、
業務を遂行する事に忙殺されてとりあえず目の前のことをやるというスタンスになってはいないでしょうか。
また、自分と向き合う時間は作れているでしょうか。
かく言う私もしっかりと自制していないとそうなりがちなので気をつけるようにしています。
(自制って難しいですよね)
今回はそのあたりの重要性についてお話をしつつ、
業務に悩み/疑問を抱えている方、キャリアの岐路に立っている方や転職を考えている方にとって少しでも役に立てればと思っています。
- 自分と向き合うことの重要性
- 業務から得られる賃金以外の自分へのリターン
- 市場価値という考え方
自分と向き合うことの重要性
昨今リモートワークがメインとなってから、気づいた事として、
オフィスで業務をしていた時と比べて、
- 人と向き合う時間の減少
- 自分と向き合う時間の増加
というのを変化として感じました。
業務チャットは常時接続しているものの、
オンラインミーティングの時間を除いては人に干渉せず、
一人で仕事をする時間が圧倒的に増えた事により起こった変化だと思います。
業務量で言うと変化はしていないのですが、
この時間の変化によって、ふと・・・
「この業務でスキルアップできているのだろうか」
「今やっている仕事は今後の将来にどう繋がるのだろうか」
のような事を日々思いながら仕事をするようになっていました。
(オフィスで仕事をしている時はあまり無い事でした)
もちろん業務をこなして報酬を得る事は大事ですし、
生活の維持もあるので必要な事なのですが、
日々ステップアップしている実感が無いと、先々への不安というのは拭えないですし、気づいたら大したスキルアップもない状態でなんとなく何年も経ってしまったという事も起き得ます。
もっと大きな視点で言うと、
自分が思い描く30代-40代-50代-60代という先々のビジョンはありますでしょうか。
そこに近づけるために日々行動して行くというのはとても重要ですし、
そういった意味で、先を豊かにするために「自分と向き合うこと」を定期的に行うように意識するのはとても大事だと思います。
業務から得られる賃金以外の自分へのリターン
先にも記載しましたが、お金はもちろん大事です。
ですが、今やっている業務が10年後 – 20年後 – 30年後も業務として成立しているのかと言う考え方も重要です。
昨今、様々な分野でIT化が進んでいます。
それにより、従来人間が行なっていた業務が機械化されている実情があると思います。
(例えば、レジの無人化等ですね)
また、それはIT業界内であっても同様で、
人間が行なっていた領域を機械で自動化するような仕組み作りも積極的に進んでいます。
つまり、今後随時、単純作業に近しい業務から機械化が進む事が考えられ、
便利になる一方で雇用不要領域(人間側が淘汰される領域)が増えていくとも言える状況になっていきます。
「作業」は機械化しやすいですが「考える(何をやるのか、どうやるのか)」は機械化しにくい部分なので、常に「考える」と言う事が重要だと思います。
※PDCAサイクルで言うところのD(実行)の部分は機械化しやすいので、人間側に必要なスキルはPCAの部分
つまるところ、
今やっている仕事がその領域に抵触する可能性がある場合、
「今は稼げるが将来性がない」と言えてしまう訳です。
上記の事からもスキルアップは常に必要であると考えられますが、
そこで重要なのが「今の業務がスキルアップにつながっているのか」と言う考え方です。
直近の稼ぎだけに目を向けるよりも、将来性を加味して先々のトータルで考えた時に疑問がある場合には、
業務の取り組み方への変化が必要だったり、或いは今の職場で働く事自体を考える必要があるのかもしれません。
(勇気が要る事ですが、自分から起こしたアクションに対するリスクと、外的要因からの突発的なリスクとでは被るダメージが違うと思いますので、将来のために投資として必要な決断だと思います)
市場価値という考え方
これまでのお話とは少し違った視点となりますが、
自身の市場価値というのを考えた事がありますでしょうか。
今持っているスキルや経験値がどのようなもので、
それが「自社他社問わず」どの程度の価値があるのかという考え方ですね。
つまるところ、この価値が高いほど引く手数多の人員であると言えるものです。
長らく同じ企業で働いている場合や、スキルアップができない環境にいる場合には以下のケースに注意が必要です。
今の職場では問題なくやれている。
しかし、明確にスキルと言えるものがなく他社で通用するかでいうとそうではない。
(つまり今の会社内でのみ価値があるスキルや経験値である)
※事務や知識不要な単純作業などが特に当てはまりやすいです
つまり、今いる会社の業績悪化や何らかの理由によって会社に居られなくなった場合に、
スキルが明確には無い事になるので同業種であっても転職できるかどうかは微妙という事ですね。
対して、価値が自社他社問わずにブレにくいものとして、
例えば以前にこちらの記事で挙げたようなIT企業のエンジニアやプランナーのような職種を例にすると、
- 〇〇という技術(言語)を使える
- 関わってきた案件は○○など
- 自分で立ち上げたサービスはこんな感じ
- その他ポートフォリオ(今までの成果物)はこんな感じ
- 関わってきた案件は○○など
- その中で自分が策定した機能や企画は△△など
- それによる売り上げ効果は□□
- htmlでお知らせ等を作成することは可能
- ××人規模のプロジェクトを進行管理していた
のように、スキルを明確化できるので、自社であろうと他社であろうと同じ価値として測りやすいので、転職にとても有利です。
というように、
今の業務で身につくものが自社だけでしか通用しない限定的なスキルなのか、
他社でも通用する汎用的なスキルなのかは重要な点になりますので、
スキルを身につけていく上でこの観点も視野に入れながら業務を行う事で将来に繋げられる可能性が高まると思います。
もちろん今の職場に定年まで居られる保証がある場合には、
「この会社の中で上に上がっていく方法だけを考えれば良い」
という考え方もありますが、
昨今のコロナの件のような突発的な何かにより雇用が失われるリスクというのは常にある状況なので、
終身雇用というのはあって無いようなものだと特にここ数年で感じています。
スキルはそんなリスクから守ってくれると共に自分の活躍の場を広げてくれるものだと思います。
いかがでしたでしょうか。
未来を豊かにするために自分と向き合い、
市場価値を上げていくために日々ステップアップしていきたいですよね。
移り変わりが早く価値の変動が大きいこのご時世、
一生モノのスキルというのは実質ないものと考え、私自身も日々努力したいと思います。
尚、市場価値を高めるにあたっての相談先としてエージェントを利用するという方法があります。
筆者のキャリアアップの実体験を元にしたこちらの記事についても参考にしていただけますと幸いです。